撞球指南(ビギナー向け)

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スタンス | ブリッジ | グリップ | 利き目

フォーム


まず初めに断っておきますが、皆に共通する理想のフォームなんてのは無いです。 教科書通りのフォームはあくまで教科書通りです。
一例ですが、スタンスを(キューに対して)閉じた方がキューがキレるとか、 開いた方が安定するだとか、人によって様々な考え方があります。


そしてそれは的を射たことであったり、ただの神話であったりもします。
最終的には、色んな意見を取捨選択し、自分にあったフォームってのがベストなフォームですので、 ここに書いてあったからといって、全て正しいとするのではなく、 参考程度にしておくと良いと思います。


文中、用語集にリンクしていることもあります。

スタンス(足の位置)


スタンスは、キューに対して30〜50度程度が良いと思います。
広げる幅は肩幅程度と言われてますが、身長によって調整すると良いでしょう。 背の高い人は、それよりも広げないとちょっとキツイと思います。腰とか。
グリップする手の方と同じ足(右なら右、左なら左。)がグリップの下になると良いそうです。 私はなってませんけどね。


スタンス


あと膝(ひざ)ですが、これは伸ばしている人もいれば、若干曲げている人もいます。 前側になる方だけ曲げている人もいますし、逆の人・・・は見たこと無いですけど、 いるんじゃないでしょうか。
まあ、お好みに合わせて曲げたり伸ばしたりすると良いと思います。


最終的には、少し押された程度ではぐらつかない程に、ガシッと安定出来れば良いんじゃないでしょうか。


基本的にはキューを決めてから、それに対してスタンスを取ります。
私の場合では、恐らくのキューの位置を想像しておいて、それに合わせてスタンスを取り、 キューを構え、さらにスタンスの微調整という流れで行っています。
キューに対しての角度は30度くらいだと思います。


ちなみに、キューに対して閉じたスタンスを「クローズドスタンス」、 逆に開いたスタンスを「オープンスタンス」と言います。


クローズド&オープンスタンス


どの程度を基準にそう呼ぶのかは知りません。なぜ「オープンド」じゃないのかも知りません。

ブリッジ(キューを支える手)


1.スタンダードなブリッジ

スタンダードブリッジ

こんなのです。絵については触れないよう気を付けて下さい。


ビリヤードのブリッジと聞いて一番最初に頭に浮かぶやつですね。 中指・薬指・小指の先とチョップするところの4点が土台となり、ガシッと支えます。


キューは親指・人差し指・中指で作る「輪」の中に通します。


スタンダードブリッジ2

この輪を、ギュッと締めるのですが、シャフトの滑りが悪いと非常にストロークしづらいです。 なので、そうならないために、普段の道具の手入れが重要になってきます。
そしてこの点では、ハウスキュー(店に置いてある貸しキュー)より マイキューが優れていると言えます。滑りが良くなるように、自分で手入れし易いからですね。


2.オープンブリッジ

オープンブリッジ

まあ、この絵ついては、特に触れてはいけないんですが。


指による「輪」を作らずに、親指の第2間接辺りと、人差し指の付け根ら辺で出来る 「谷」にシャフトを乗っけるだけです。


オープンブリッジ2


土台は親指以外とチョップするところになりますので、スタンダードより しっかりしてると言えばしっかりしています。

しかし、シャフトを乗っけているだけですので、ショットに不安が残ります。
手球の真中辺りを撞くには問題ありませんが、端(それにしても極端にではないです)、 特に上を撞く場合、しっかりとしたキュー出しをしなければ、 上のほうにビヨーンってなっちゃいます。そして、それはとても恥ずかしいことですから、 普段は横着せずにスタンダードブリッジを組むようにしましょう。


では、どういう時に使うのかと言うと、台の端から手球が遠い場合に使うことが多いです。 「私的には」ですが。


テーブルで説明

出来るだけ手球の近くでブリッジを組みたいので、腕をもうひと伸ばししたい なんて時に有効でしょう。


この際、メカニカルブリッジを使うのも選択肢の一つ にはなりますが、それを使うよりは安定したショットを出来るのかと思います。


3.フィンガーチップブリッジ


フィンガーチップブリッジ


指を根元からピンと曲げ、親指以外の指先をラシャに立てます。 親指はオープンブリッジの時と同様に、人差し指の付け根とで「谷」を作ります。 そしてその「谷」にシャフトを乗っけて、ストロークします。


フィンガーチップブリッジ2


ブリッジを組みたい場所付近に、他の的球などの障害物がある時なんかに、 それを包み込むような感じで使用することが多いです。


ラシャ接する面が少ないので、不安定感は抜群です。

グリップ


キューを持つ手のことです。人により色んなグリップの仕方があるようです。
普通に握ったり、親指・人差し指・中指で軽く握ったり、親指・中指・薬指で軽く握ったり、 インパクトの瞬間にちょっと握り込んだりとか様々です。


これについて私が言えることはただ一つ、
持ち易くて撞き易いように持てば?
っちゅうことだけです。


ちなみに、私は小指以外で軽くグリップしてます。

利き目


利き腕と同じように、目にも利き目っちゅうもんがあります。 どちらの目を基本として焦点を合わせているのかといった感じのものだと思って下さい。

どちらかを分かるための方法として、人差し指と親指で丸を作り(OKサインのような感じ) 注目している任意の物をその丸の中を通して見るようにします。
この時、片目をつぶったりせずに両目で見るようにして下さい。


そうしたら、片目ずつつぶって見てみましょう。 丸の中に収まって見える方の目が利き目ということになります。


この利き目、ビリヤードのフォームを作る上で重要な要素になったりならなかったりします。 一般に、キューを構えた際に利き目がキューの真上に来るようにすれば良い、 という風潮もあるためです。


しかし、そうではなく、両目の真中に合わせている人もいます。
これについては、やはりどちらが良いということが出来ません。 実際にやってみてフィーリングの良く合う方にすると良いでしょう。

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